■ 4-1/2inch 11.4cm
■ 3/4oz 13.0g
1930年代を中心とした往年のカラーを現代に再現した「原点回帰シリーズ」のオリジナルザラスプークです。
原点回帰シリーズのオリジナルザラスプークはノーズアイ仕様となります。ロッドワーク次第で多彩な動きを演出可能なテクニカルモデルと言えるでしょう。日本のヘドンフリークに向けて発売される特別生産商品です。
釣りにしても、長いことやっているといつの間にか釣ったことのある方法の繰り返しになっていることが多いと思う。当然結果が出ていたのだから、疑問も持たずに同じことの繰り返しばかりやっていると、ストライクを作り出すための新しいアプローチを考えるなどということをしなくなってしまう。結果として、何かが起きるのを漠然と待つようになってしまうのだと僕は思う。
迷いを持ったら、基本に、初心に、もしくは原点に戻ってみると良い。そうすることによって、何をしたかったのかを再確認することが出来る。再確認をすると、そのルアーに興味がさらに沸き、そのルアーを使いこなそうとするモチベーションが上がっていく。その気持ちこそが、新しいアプローチを考え出すのだと思います。
僕がへドンのルアーに魅せられている最大の理由は、今から115年前にジェームス・へドン氏が初めてプラグという世界を作り出し、会社を設立して、最初の自分のルアーを世の中に発表した時に僕たち釣り人に残してくれたメッセージにあります。
それは、
「ルアーの外見を生き物に似せることによって得るものはない!」
という物です。
ルアーを50年以上もやってきた僕はこの結論を自信を持って理解できます。でも、プラグというカテゴリーを始めて創り出した人が、初めて世の中に売りに出したルアーでこの信念を語りきったということには驚かされます。
へドンのルアーはアングラーがロッド・ワークのスピードや幅を意図的に変えていくとルアーの動きや、ルアーが出す音が変わっていきます。この変化点こそがストライクポイントになりやすいのです。
僕が原点回帰というプロジェクトを是非やってみたいと思った最大の理由は、そのルアーが初めて世の中に発表された当時のカラーを使ってみたり、歴史的な背景を読んだり、または自分がそのルアーを選んだ時の気持ちを思い起こしてみたりしていくと楽しいだけではなく、新しいアプローチなどが思い浮かぶことも多くなると思ったからです。自分の釣りを進化させることが出来るのは自分以外にはいないのです。その為にもぜひ、「原点回帰」をしてみませんか?
ヒロ 内藤