【30%OFF】
STEEZ SV TW、ジリオンSV TW…。
2016年、DAIWAが世に送り出したのは、超遠投性能とトラブルレスを同時に実現する、まさにベイトリールの未来基準というべき画期的モデルだった。T型大開口部はラインをストレスフリーに送り出し、驚くべき飛距離を達成するTWS。高速で立ち上がりながらも最適なスプール回転数を導き出しオーバーランを防ぐSV。例えるなら、複雑なシフトワークを要せず、リニアに反応するアクセル、トラブルを未然に防ぐABSブレーキを1つのシャーシに載せる優れたオートマティック車。STEEZ SV TWが走りに徹したレーシングマシンなら、ジリオンSV TWは荒野の走行にも抜け目のない走破性を発揮するラグジュアリーSUVといったところだろうか。各モデルは発売初年度、全国的に”納車待ち”の状態を導いたことはDAIWAも想定外の現象となった。
SVとTWSがもたらした相乗効果はそれだけではない。何より、これまで使い分けが必要だった軽量ルアーと重量級ルアーを1台のベイトリールが可能にした事実はユーザーにとって大きなアドバンテージとなった。ごく軽いネコリグや小型のシャッドプラグからビッグベイトまでを投げて巻くことができる事実。TWSが登場した5年前に誰がこの画期的なユーザビリティを想像しただろうか。ベイトリールのバーサタイル化の進化は確実にユーザー層を広げ、国内ではベイトフィネス専用機と双璧を成す存在へ成長を遂げるに至ったと言ってもいいだろう。